神前式のデメリット

結婚式の形式が厳格である

結婚式にも様々なスタイルが存在しますが、日本の伝統的な結婚式では神前式があげられます。神社で行われる式で厳格で神聖な雰囲気が魅力です。美しい和装姿も印象的ですが、神前式を希望するならメリットだけではなくデメリットも知っておきたいところです。まず、伝統的であるがゆえに形式や儀式が厳格です。それゆえ自由な結婚式をしたい、独自のアレンジを取り入れたいと考える人には向いているとはいえません。現代風の結婚式に比べて、柔軟性に乏しく表現も制限されます。結婚式は基本的に神殿の中で行われますが、外廊下や参道を歩くこともあります。天気が良ければ問題ありませんが、雨の日は移動で苦労することも考えられます。冷暖房が完備されていない場合は、寒さや暑さが気になる可能性もあります。

挙式に列席できる人が限られる

神前式のデメリットでは、挙式に列席できる人に制限が出る可能性があげられます。神殿はそれほど広くないこともあり、列席できる人は家族や親族に限られるケースも少なくありません。友人や会社関係の人が列席できる場合でも、神殿には入れないこともあります。友人たちにも出席してほしい場合は、列席可能であるかどうかを確認しておきたいところです。衣装は基本的に白無垢などの和装になるので、洋装を希望する人にも向いているとはいえません。歴史のある神社ではバリアフリーの環境が整っていないことも多く、高齢の参列者には負担になることも考えられます。年配のゲストが多い場合は、神社よりもホテルや結婚式場内の館内神殿を選ぶなどの対策を考えておきたいところです。